頭痛について
日本人のうち、約4000万人以上が慢性頭痛を有していると予想されています。
頭痛には、1次性頭痛と2次性頭痛に分けられています。
【一次性頭痛】
・他の病気が原因でない。
・片頭痛、緊張型頭痛→脳の血管の拡張だったり、首周囲の筋肉の緊張など。
・その発症メカニズムと対処法を正しく理解し、頭痛と上手に付き合っていく。
【二次性頭痛】
・なにかしらの病気が原因で起こる。
・クモ膜下出血、脳腫瘍、強い頭痛が突然あらわれたり、手足の麻痺・しびれ・痙攣、激し い嘔吐や高熱などを伴う頭痛は医療機関を受診が必要になります。
【片頭痛】
・脳の血管が拡張し突発的に起こる頭痛
・脳の血管が拡張することで、三叉神経が刺激されて炎症を起こします。
〇特徴
・こめかみから目のあたりにかけて、ズキンズキンと脈打つような痛み。
・動かすと痛みが増幅しやすい。
・吐き気・嘔吐・下痢、光・音・においや、気圧・温度の変化で悪化しやすい。
・ストレスから解放されたときには急に血管が拡張することがあり、休みの日になることもある。
〇対処方法
・こめかみなどをアイシングなどで冷やし、血管を収縮させることが効果的です。
【緊張型頭痛】
・身体的・精神的ストレス、長時間のデスクワークなど、頭・肩・首の筋肉が緊張することで起こります
・筋肉の緊張で血流不良→老廃物がたまり、その周囲の神経が刺激されて起こします。
〇特徴
・目の疲れや倦怠感
・後頭部を中心に頭全体が締め付けられるような痛み。
・頭痛が数ヶ月以上も続くケースもああります。
〇対処方法
・適度にストレッチなどをとり入れて筋肉の緊張をほぐします。
・首や肩を蒸しタオルなどで温めることも効果的です。
【予防について】
・日ごろの状態を確認
・睡眠時間の確保
・食事に注意(チョコレート、チーズ、ハム、ヨーグルト、赤ワイン)などは片頭痛の誘発になりやすい。
頭痛になる方は多いのですが、「頭痛くらい」と軽く考えないようにしてほしいです。原因は様々なので、対処方法を間違えるだけで逆効果となります。
できる範囲で生活習慣の見直すきっかけになればと思います。
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