慢性副鼻腔炎について
【症状】
・いつも鼻が詰まっている
・息をするのが苦しい
・朝起きると、喉がカラカラ
・鼻水が止まらない
・ドロドロの鼻水が出る
・くしゃみが止まらない
・喉の奥に違和感がある
・頭痛がよく起こる
・目の奥が痛い
・寝つきが悪い
・眠れない
これらの複数の症状があるなら、あなたは鼻のトラブルを抱えている。
このトラブルを抱えている人は非常にたくさんいる。
【鼻が通ることのメリット】
・疲れにくくなる
・睡眠の質が上がる
・集中力が増す
【なぜあなたの鼻詰まりは治らないのか?】
花粉症は日本人の4人に1人、国民病と言われている。また副鼻腔炎(蓄膿症)も多い。
副鼻腔炎は副鼻腔という空洞に炎症が起こる疾患。
〇2つの理由
①鼻詰まりの原因が正しく突き止められていない。→簡単ではない。
②原因は突き止められるが、その病気自体が治りにくい。→アレルギー性鼻炎は治りにくい、病気ではない。その反応が過剰になってるだけ。
〇副鼻腔炎には急性と慢性がある。
3ヶ月続くのが慢性副鼻腔炎であると定義されている。慢性化はなかなか治りにくい。
【デメリットとして、アレルギーマーチ】
乳幼児のアトピー性皮膚炎→食物アレルギー→気管支喘息→アレルギー性鼻炎が出現してくる連鎖的に起こる流れ。
・まずは専門医で診察を受ける
【自分でできるセルフケア】
次のタイプとして
・経過が長い人
・治ってはまた悪くなりを繰り返す人
・薬が効きにくい人
・これまで何軒もの病院に行ってもよくならない人
【ポイント】
・患部に働きかけるセルフケア→鼻うがい(生理食塩水)は最強のセルフケア!毎日行う事で、風邪や花粉症などの予防にも役立ちます。
【鼻うがいの作り方】
・薬局などの鼻洗浄用のボトル用意。
・小さじ1/2(3g)の塩とぬるま湯330mlを混ぜあわせる。「あー」と言いながら鼻を洗浄する!
・オイル点鼻(鼻洗浄の後が効果的)、乾燥を改善してバリア機能を高めます。
【やり方】
・セサミオイル、馬油、あまに油と綿棒を用意。鼻の穴に綿棒を入れて油を鼻の粘膜に塗る。
・鼻カイロ→朝起きた時の鼻詰まりがひどい方に効きます。鼻腔内の血流を促し、夜間の結構不全によって生じます。
【やり方】
・ハンドタオル40から50度くらいのお湯につけて軽く絞る。または濡らしたタオルを絞りジッパー付きのポリ袋に入れて、電子レンジで30秒から1分温める。
・鼻の付け根から鼻の穴まで覆うようにのせて鼻で呼吸する。タオルが冷めたら、ゆっくり鼻をかむ。
・体質を変えていく食事の工夫
【ポイント5つ】
①栄養バランス
②食べすぎない
③よく噛んで食べる
④LPS食材の活用
⑤腸内環境の改善
【LPSとは?】
・最新食材→リポ多糖→免疫の働きを正常化→マクロファージ(掃除の役割)→活性化→どんな食品→穀物、根菜、野菜、海藻、キノコ類
・ベスト3
ヒラタケ、メカブ、レンコンの順!→その他→そば、ひじき、ごま、ノリ、椎茸、ほうれん草、なめこなどにも含まれる。
・注意点
・皮ごと食べる。長時間の加熱はダメ。特に揚げ物は組織が壊れる。
・長く水に浸さない。→スープ類は良い。
・乳酸菌と一緒に取るとLPSの吸収率アップ!
【日常生活での注意点】
・花粉が多い時には外出を避ける
・外出時にはマスク、メガネ、スカーフを着用。掃除をこまめに。
・ストレスを溜めない。
・とにかく風邪をひかないこと→副鼻腔炎を併発しやすくなるから。
・鼻は啜らない→ちゃんとかむこと。
・鼻は冷やさない→温めること。
【アレルギー性鼻炎】
・防御機構として、くしゃみ、鼻詰まり、鼻水が病的または過剰に起こっている状態。
〇アレルゲンになりやすいのは
・ハウスダスト、ダニ、スギやヒノキの花粉、犬や猫などのペット、カビ
〇時期
・通年性は季節に関係ない→ハウスダスト
・季節性は特定の季節に起こる→花粉、PM2.5、黄砂。
〇3大症状
・くしゃみ、鼻水、鼻詰まり
【花粉症の症状】
・目のかゆみ
・喉のかゆみ
・皮膚のかゆみ
・頭重感
・熱っぽい
・全身のだるさ
【副鼻腔炎】
・4つの副鼻腔の空洞に炎症が起きる。
・以前は蓄膿症と言われていた。
〇原因
・風邪や細菌感染
〇症状
・匂いや味がわからない。
・頭重感、頭痛、頬の痛み、歯痛
きたにし耳鼻咽喉科院長 北西剛先生
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