心理学 セラピスト向け

心理学とは、意識状態の記述と説明

科学的に意識を研究することは難しい→20世紀前半は行動の直接観察へとなびいた→1960年代までには、心理学はほぼ意識を失い、自らを行動の科学として定義しかけた


1960年以降は意識の現在的定義は、自己と環境への気づきである

この気づきがあればこそ、過去を省察し未来の計画を立てる際に多くの情報源から情報を集めることができる

複雑な概念や行動を学習する際に注意を焦点化することができる

進化心理学では、意識が繁殖優位性をもたらすに違いないとしている

意識があると単に短期的な快楽を追求し痛みを回避するよりは、長期的な利益のために行動できる

自分が他人にどう思われるかを予測したり、他社の心を読んだりすることで、生存にも有利となる

例)すごく怒っている→逃げるが勝ち


日常の思考、感情、行為の多くが我々の意識的気づきの外側で稼働しているなんて、にわかには信じてもらえないことが多い

自分の意志と慎重な選択で人生を切り盛りしていると思い込みがちだ

意識というものは、随意制御を行ったり精神状態を他者と伝えあったりするのには大事であるが、情報処理の氷山の一角に過ぎない

何らかの活動に目一杯集中しても脳活動全体は通常からよくて5%しか増加しない

休んでいるときでさえもダークエネルギーの回転軸が何個も頭の中でぐるぐる回っている


仲間の影響について

親の重要度が高い

教育、修練、責任、規律、慈善、上下関係


仲間の重要度が高い

協力を学ぶ、人望を得るすべてを見出す、同年齢の間の付き合い方を身に着ける


若い者は仲間のほうが面白いが、自分の将来をじっくり考える時には親のほうを向くものだ

親とは、わが子が仲間作りできるように地域や学校を選ぶもの

子供の暮らす地域や学校を選ぶのは親なので、子供の仲間集団を形成する文化に影響力を及ぼすことになる

地域のもつ影響力は重要なので、親にとっては学校全体、地域全体に向けた介入プログラムへの参加も関心ごと


個人主義と集団主義の価値観の対比

個人主義

独立、自分のユニークさを発見して表現、私一個人としての達成・実現・権利・自由・自尊心、現実を変える、個人によって定義される、人間関係は多く、一時的ないし偶発的、行動は自分のパーソナリティや態度を反映する


集団主義

相互依存、つながりを持続する、調和、役割を演じる、我ら一集団の目標と連帯、現実に身を慣らす、社会的ネットワークによって定義、人間関係は少ない、親密で持続的、行動は社会的規範や役割を反映する



セラピー

精神力動療法

精神分析の伝統から派生したセラピーで、人は無意識な力や幼少期の体験に対して反応しているという見方をし、自己洞察を高めようとするもの


対人関係療法

うつ病を有効に治療してきた

患者が自分自身の問題の根源を洞察することを目指すが、その目標は症状を今ここにあるものとして軽減すること

患者の現在の人間関係と対人関係スキルの向上を援助することにまず集中する


ヒューマ二スティック療法

人が自己認識・自己受容して成長するのを援助して自己実現を伸ばしていく

病気を治すことではなく、この成長を促進するのが、セラピーの眼目

成長への道程とは自分の感情や行為に即時の責任を持つことであって、隠された決定因子を暴くことではない

現在と未来が過去よりも重要


クライエント中心療法

セラピストはただ聴き、判断や解釈をせず、クライエントを特定の洞察に導かないように努める

真実性、受容、共感を表出するべき


行動療法

適応行動を再学習


認知療法

より健康的な思考や内言を促進する


認知行動療法

より健康的な思考、適応行動を促進する


集団療法・家族療法

人間関係を修復する





自律神経専門整体 GREEN

他人軸から自分軸へ 「調身、調息、調心」

0コメント

  • 1000 / 1000